9回逆転弾!慶大にも“村神様”降臨 代打・村上、リーグ戦初安打が2ラン

[ 2023年4月10日 04:30 ]

東京六大学野球 第1週第2日   慶大3-2法大 ( 2023年4月9日    神宮 )

<法大・慶大>9回、代打逆転2ランを放つ慶大・村上(撮影・木村 揚輔)
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 2回戦2試合が行われた。前日の開幕戦で敗れた慶大は9回に代打・村上真一朗外野手(4年)のリーグ戦初安打となる2ランなど一挙3得点で法大に逆転勝利。対戦成績を1勝1敗とし、きょう10日の第3戦で勝ち点を争う。明大は東大を6―3で下し、2連勝で勝ち点を獲得。プロ注目の上田希由翔(きゅうと)内野手(4年)が今季1号の2ランを放った。

 異例の采配にも準備万端だった。慶大は2点を追う9回に1点を返し、なお1死二塁。水鳥が初球にセーフティーバントを試みてファウルとしたところで、村上を代打起用した。初のリーグ戦メンバー入りした4年生は「(起用が)あるかなと考えながら待っていた」。初球を中堅左に運ぶ逆転2ランは、リーグ戦初安打。「本当にうれしかった」と勝利の味をかみしめた。

 城北(東京)で高校通算18本塁打した右の長距離砲。「最後に日本一を目指せるチームでやりたい」と推薦入試で慶大に進学した。ベンチ入り25人で唯一の文学部。好きな言葉は「努力に勝る天才なし」だ。人一倍の努力で体現した活躍に堀井哲也監督は「何とかつないでくれと思っていたが…、200点のバッティングだと思います」と目を潤ませた。(柳内 遼平)

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2023年4月10日のニュース