実は走るの嫌いだった!?ソフトB・和田毅がもし大谷ら侍ジャパン打線と対戦したら「どうやって…」

[ 2023年4月10日 22:46 ]

<オ・ソ>ウイニングボールを手にガッツポーズを決める和田(撮影・後藤 正志)
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 “最後の松坂世代”として注目のソフトバンク・和田毅投手(42)が9日放送のTBS系「情熱大陸」(日曜後11・00~)に出演。プロ21年目にしてもなお進化しようとし続ける意志について「僕は挑戦して失敗して後悔した方が数倍納得できる。乗り越えられるかどうかじゃなくて、乗り越えようとするかしないかなので」と話した。

 和田は松坂大輔氏を筆頭に藤川球児氏、杉内俊哉氏。新垣渚氏など数多くの有力選手が肩を並べた、いわゆる「松坂世代」の一人。その世代で唯一、いまも現役を続ける未だ衰え知らずの日本球界を代表する左腕だ。

 だが、度重なる肘や肩のケガに見舞われるなどプロ野球人生は苦難の連続。31歳でメジャーに挑戦したが怪我の影響により4年でわずか5勝のみ。帰国しソフトバンクに復帰した最初の年こそ15勝で最多勝を獲得するも、翌年には肘のケガが再発してしまった。

 それでもマウンドに立ち続けて、今年がプロ21年目。昨年から海外発の食物アレルギー検査を受け、結果を参考に食生活改善へ工夫してきた。今年の宮崎キャンプ中盤に左足を痛めるアクシデントに見舞われ一時、戦線離脱を余儀なくされたが、リハビリ期間中に新しい変化球に挑戦することを決意。

 これまで140キロ超えのストレート、135キロ程度のカットボール、130キロ前後のスライダーとチェンジアップ、120キロのカーブと5つの球種を投げ分けてきた。そこに新たにスライダーとカーブの中間ともいえる125キロの新しい変化球に挑戦。ブルペンで和田は「次パワーカーブで、ちょっと速いカーブね」と新球について捕手にアピールしていた。

 新シーズン開幕へ向け和田は「乗り越えられるかどうかじゃなくて、乗り越えようとするかしないかなので。やってみないと分からないし、挑戦しないで後悔するぐらいだったら、挑戦して失敗して後悔した方が僕は数倍納得できるんで。僕はそっちをとりますね」と常に壁を乗り越えようとする自身の志を明かした。

 番組ではそんなプロフェッショナルな和田の意外な一面も放送。練習後にマッサージを受ける和田にインタビュー。「体の変化は感じる?」との質問に和田は「若い時に比べれば全然。若い時はマッサージを受けなくても大丈夫だったので。頑張ってますね自分の足。野球辞めたら歩きたいずっと。そんな走るの好きじゃないっすもん。好きな人っているんですか?」と返答。オフの自主トレ「和田塾」でも誰よりも走り込みをする男とは思えないような“本音”が飛び出した。

 また、WBCで3大会ぶりの世界一に輝いた侍ジャパンと対戦した場合、大谷ら強力打線をどう抑えるか?という質問には「抑えられないです。どうやって抑えたらいいんですか」と即答する場面もあった。

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