大谷翔平 先輩・菊池から2ランで初“兜”、2安打2打点も… エンゼルスは延長戦の末惜敗

[ 2023年4月10日 08:38 ]

ア・リーグ   エンゼルス11ー12ブルージェイズ ( 2023年4月9日    アナハイム )

<エンゼルス・ブルージェイズ>3回、2ラン放つ大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が9日(日本時間10日)、本拠地アナハイムでのブルージェイズ戦に「3番・DH」で先発出場。3回に5試合ぶりの2ランを放つなど5打数2安打2打点だった。チームは6点リードを逆転されながら、9回2死から同点に追いつき延長戦に突入。しかし、救援陣が勝ち越しを許して、11-12で敗れて2連勝はならなかった。両軍計5発26安打の乱打戦だった。

 ブルージェイズの先発で、花巻東の3学年先輩の左腕・菊池雄星と今季初対決。初回の第1打席は一ゴロだった。2回1死一塁からスライダーをとらえて中堅左へ。追加点を挙げる2ランとなった。菊池のマリナーズ時代を含め通算8試合目の対決で、通算成績は17打数4安打(打率・235)、2本塁打、2打点。初回で菊池が10打席連続で大谷を抑えていた。菊池からの本塁打は21年6月5日以来673日ぶり。打球速度は108・6マイル(約174・8キロ)、飛距離は397フィート(約121メートル)、角度は23度だった。昨年9月11日のアストロズ戦から自己最長を更新する32試合連続出塁となった。第3打席は中前打、第4打席は二ゴロ、第5打席は四球だった。

 エンゼルスは7日(同8日)にトラウトが2ランを放った際、日本で端午の節句に飾られる「兜(カブト)」をかぶる新“儀式”を披露。製造したのは甲冑工房丸武産業(本社:鹿児島県薩摩川内市)で兜や胴や小手など一式では77万円(税込み)だが、兜のみは33万円(同)という。8日(同9日)には、1号ソロを放ったレンヒーフォが兜をかぶった際、手が兜の角のような装飾「鍬形」に当たってしまい外れるハプニングが発生。直後に逆転3ランを放ったトラウトは鍬形が外れた兜でガッツポーズするハプニングも起きるなど注目が集まっていた。大谷も3回の2ランで初めて兜をかぶった。大谷以外にも初回に2戦連発のレンフロー、4回にソロのオハピーと一発攻勢で6点リードした。

 一方、投手陣は5回まで無失点と快投していた先発のデトマーズが6回に突如崩れ、満塁弾を浴びて降板。救援陣も踏ん張れず、6、7回で計10失点して6点リードをひっくり返された。それでも9回に四死球も絡んで同点に追いついた。しかし、再び10回に追加点を許した。

 10回の攻撃では暴投や四球などで1点差に迫り、なおも2死満塁、一打サヨナラの場面で大谷に回ったが二ゴロに倒れた。

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