“最後の松坂世代”ソフトB・和田 高校時代は「プロになれると思わなかった」 松坂氏からのエールに笑顔

[ 2023年4月10日 21:48 ]

ソフトバンク・和田(左)にインタビューを行った松坂大輔氏
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 ソフトバンク・和田毅投手(42)が9日放送のTBS系「情熱大陸」(日曜後11・00~)に出演。今年2月のキャンプで同じ年の松坂大輔氏(42)と再会したことを喜んだ。

 和田は松坂大輔氏を筆頭に藤川球児氏、杉内俊哉氏。新垣渚氏など数多くの有力選手が肩を並べた、いわゆる「松坂世代」の一人。その世代で唯一、いまも現役を続ける未だ衰え知らずの日本球界を代表する左腕だ。

 その和田も高校時代には“怪物”松坂大輔の存在がまぶしく見えていたようで「ダントツだったんじゃないですか横浜高校がやっぱり。僕は高校の時にプロに入れるとは思ってなかったので。高校時代の僕を知っている人だったら多分、100万人中100万人がプロは無理だと思っていたんじゃないですか」と話した。

 そのまま早大に進学すると、東京6大学野球の奪三振記録(江川卓443)を抜き、「476個」という新記録を樹立。エースとして52年ぶりの春秋連覇に貢献。晴れてソフトバンクに入団し、1年目には14勝を挙げ新人王に輝いた。

 だが、度重なる肘や肩のケガに見舞われるなどプロ野球人生は苦難の連続。31歳でメジャーに挑戦したが怪我の影響により4年でわずか5勝のみ。帰国しソフトバンクに復帰した最初の年こそ15勝で最多勝を獲得するも、翌年には肘のケガが再発してしまった。

 それでも「ここまできたら逆にどこまでいけるかなみたいな。1年1年というか今年ダメだったら辞めるだろうし」と毎年毎年が瀬戸際という思いでマウンドに立ち続けて、ついに21年目を迎えることになった。

 2月のキャンプでは引退した松坂氏とも対面。2人で会話を弾ませ「若いね~とかいいボールいってたと言ってもらえたんで嬉しかったです」と爽やかな笑顔。今月5日のオリックス戦(京セラドーム)では42歳1カ月で今季初先発し、5回4安打無失点と好投。今井雄太郎の41歳9カ月を更新する球団最年長勝利を飾るなど、健在ぶりをアピールした。

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