日本ハムドラ2・金村　12球団新人一番乗りの先発初勝利　初回4球で無死満塁も1失点にしのぐ

パ・リーグ   日本ハム7－2オリックス （ 2023年4月9日    京セラD ）

＜オ・日＞プロ入り初勝利を挙げ、ウイニングボールを手にニッコリの金村（撮影・成瀬　徹）
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　日本ハムのドラフト2位・金村が、先発では12球団の新人一番乗りでプロ初勝利を挙げた。7回途中2失点。「初回に（4）点を取ってもらい、凄く緊張がほぐれて自分の投球に集中できた。慢心せずに次へやっていけたら」と笑顔だ。初回は4球で無死満塁とされたが1失点。3回に打球が左足に直撃するアクシデントも乗り越えた。先発では新人一番乗りでの勝利となったことは「あ、そうなんすか？」と報道陣から知らされた。

　母・かおりさんの「常に謙虚でいなさい」という言葉がいつも胸にある。沖縄・豊見城中3年時にエースとして全国大会優勝。鳴り物入りで岡山学芸館に進学したが、3年夏は岡山大会決勝で西純（現阪神）擁する創志学園に敗れ、甲子園に出場できなかった。富士大進学直前に母からかけられた「謙虚」の言葉。自身を律した大学生活で成長した。

　自己最速151キロを計測した直球と多彩な変化球で2回以降は連打なし。7回に初の四球を与え、102球で降板した。「金村尚真という名前を覚えてくださったらうれしいです」とヒーローインタビューを締めくくった。