甲子園で六甲おろし復活や 政府がイベント規制緩和 岡田監督「それはいいよな。歓迎やな」

[ 2023年1月28日 05:15 ]

22年5月、満員になった甲子園球場(撮影・成瀬 徹)
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 大歓声と六甲おろしが甲子園に戻ってくる!政府は27日、新型コロナウイルス対応の指針「基本的対処方針」を改定し、感染防止に向けたイベントの人数上限を事実上廃止した。これまではイベントで観客が大声を出す場合は観客数を「収容定員の50%」としていたが、同日から上限を撤廃して100%に。マスクを着用すれば満席での声出しがルール上は可能になった。

 「それ(声出しできるの)はいいよな。歓迎やな。マスクとか対策はすると思うけど」

 歓迎したのは岡田監督だ。聖地に降り注いでいた声援はコロナ下で一時的に消えてしまった大きな“戦力”。現役時代から大歓声に背中を押されてきた指揮官だけに「それは励みになるよな。やっぱり。応援というのはな」とうなずいた。

 昨年は球場の収容人数の上限は撤廃。9月3日の巨人戦には最多の4万2620人が詰めかけた。ただ、NPBの感染予防ガイドラインに基づき、甲子園の試合観戦ルールとして「声を張り上げての応援」などは禁止されていた。今回の規制緩和を受け新たに作成される同ガイドラインの内容次第ではあるが、今春から声出しの応援などが再開される可能性が高まった。また、今後は甲子園名物のジェット風船や鳴り物応援などの再開も検討されていく。

 岡田監督は「(選手のモチベーションも)そら変わるよ、全然」と選手に与えるプラス面を強調。早ければキャンプ地の沖縄で「六甲おろし」が響き渡る。コロナ下では消滅していた「アレ」を後押しする勝利後の大合唱が復活する日は近い。 

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2023年1月28日のニュース