日本ハム・ドラ4安西が仮契約「今までで一番うれしい誕生日」ビジョン明確「4、5年でチームの柱に」

[ 2022年11月13日 18:09 ]

18歳の誕生日に仮契約を済ませ、笑顔の常葉大菊川・安西(隣は熊崎スカウト)。
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 18歳バースデーに「ファイターズの安西」が誕生した。プロ野球ドラフト会議で日本ハムから4位指名を受けた常葉大菊川野球部の最速151キロ右腕・安西叶翔投手は誕生日の13日、掛川市内のホテルで球団との入団交渉に臨み、契約金3500万円、年俸530万円(いずれも推定)で仮契約を交わした。

 「今までで一番うれしい誕生日になりました」は当然だ。たまたま生誕記念日と“夢”の第一歩が重なった。大渕隆スカウト部長(52)、熊崎誠也担当スカウト(51)との入団交渉には京都から両親も同席。「わがままを言って京都府外の学校に行かせてもらった。1軍で活躍して、少しでも恩返ししていくことを胸に頑張っていきます」と飛躍を誓った。

 ビジョンは明確だ。2、3年で安定の域に達し「4、5年でチームの柱として勝ちに貢献したい」と即答。もちろん、その間には「侍ジャパン」入りも視野にある。イチロー氏が決勝中前打を放った09年第2回WBCの映像は鮮明に覚えており「名場面に自分も関われるように投げたい。日本を背負って立って戦う、そこに“安西”という名前が挙がるように」と思い描いたその表情はみるみる笑顔に変わった。

 今月下旬に札幌市内で本契約を結び、入団発表会見に出席。新年1月上旬には千葉・鎌ケ谷市の「勇翔寮」に入寮する予定だ。
(小澤 秀人)

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2022年11月13日のニュース