阪神・中野 キャンプ初日から二塁転向へ本格始動「動き全然違う」 岡田監督は「慣れたらいける」

[ 2022年11月13日 05:15 ]

二塁で守備練習する中野(撮影・岸 良祐)
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 変革の秋がスタートした。侍ジャパンの強化試合を終えた阪神・中野が、秋季キャンプに合流。当初からの予定通り、初日から二塁転向へ向けて本格始動した。

 「動きもショートと全然違う。最初はその動きに対して慣れていくことが一番大事だと思う。何がいいのか、見つけていきながら、セカンドに慣れていくことがこのキャンプで一番大事」

 シートノックでは北條、渡辺諒らと二塁の守備位置に就くと、サブグラウンドでの守備練習も二塁手として約20分間ノックを受けた。1年目の昨季は二塁で2試合先発出場した経験があるが、今季は135試合全てが遊撃としての出場。「併殺の動きでも、(遊撃の)逆の動きになる。体が後ろ体重で少し流れてしまう部分があった。そこは少し難しいと感じた」。遊撃の動きが体に染みついている分、正反対となる動きに四苦八苦した。

 中野本人の言葉とは裏腹に、首脳陣の感想は色よいものだった。指導した藤本内野守備走塁コーチは「思っていた以上に動けていた。(今後は)セカンドで基本中の基本をやっていく」と一定の評価。秋季キャンプでは二塁一本で基礎を固めていく方針で、岡田監督からも「慣れたら(二塁で)いけるよ」と及第点をもらった。

 日本代表では、球界屈指の名手とされる西武・源田からグラブさばきと、捕球の際のボールへの入り方を教わったという。守備に磨きをかける上での強力なエッセンス。新たな野球人生を切り開くべく「今はセカンドでということなので、そこに集中してやっていきたい」と意欲十分だ。(長谷川 凡記)

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2022年11月13日のニュース