四球/三振率1・95の高い数字に着目、米メディアが吉田正尚のメジャーでの成功を予測

[ 2022年11月13日 08:01 ]

オリックス・吉田正
Photo By スポニチ

 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のジャイアンツ担当グラント・ブリスビー記者が吉田正尚(29)を特集している。ジャイアンツはアーロン・ジャッジ獲得を目指しているが、このオフは外野手を2人補強しないといけない。しかしながら、このオフの外野手市場はジャッジの次はレベルがかなり落ちる。遊撃手市場は人材豊富だが外野はそうではない。そんな中で海外から別の選択肢があり、それが吉田だという。

 ブリスビー記者が吉田を買う理由は四球/三振率の1・95(80四球/41三振)の数字だ。NPBで断トツ1位で2位の1・26に大差をつけている。三振が少なく、三振1回につき四球を2個選んでいる。近年メジャーでこれに近い数字を残せたのは14年のビクター・マルチネス(1・67)、17年のジョーイ・ボット(1・61)くらいだ。吉田はパ・リーグでウエイド・ボッグス(首位打者5度)、トニー・グウィン(8度)のような好打者だと書いている。とはいえ日本の打者はメジャーに来ても同じように活躍できていない。筒香嘉智は打てていないし、3度日本で20本以上の秋山翔吾が、メジャーでは0本塁打だった。日本の打者がメジャーでどれだけ打つかの予測は本当に難しい。ただ、これまで成功できなかった打者たちは、誰一人日本で吉田のような四球/三振率の数字は残せていなかったと説く。
 一方、あのイチローは97年、62四球/36三振(1・72)だった。吉田がイチローのようにメジャーで活躍するとは言わないが、このオフの外野手市場でジャッジについでホットな選手になりうるとしている。同記者の23年の成績予測は打率・290、出塁率・390、長打率・440だった。(奥田 秀樹通信員)

続きを表示

2022年11月13日のニュース