ソフトB・周東「ジョーカーにはなりたくない」 来季定位置取りへフィジカル強化だ

[ 2022年11月13日 05:00 ]

フリー打撃する周東(撮影・岡田 丈靖)
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 侍メンバーでも鷹のレギュラーは確約されていない危機感がある。ソフトバンク・周東が12日、宮崎秋季キャンプに合流。侍ジャパンで10日のオーストラリア戦では侍初安打となる適時打を含む2打点を刻み、バットでも存在感を放った。休む間もなく11日に宮崎入り。拍手で迎えられた。

 まず頭にあるのは来季、レギュラーとしてのシーズン完走。「そんなに余裕のある立場ではない。3月の(WBC)本大会というよりも、しっかり経験を持ち帰って、チームの中の競争を勝てれば」と言い切る。

 課題は1年間の好不調の波を抑えること。今季は5月の6試合で打率・462、6月は・327をマークしながらも9月は・229、10月は2試合9打数無安打。優勝がかかった終盤戦で失速し「フィジカルを強くすることが一番。どれだけ練習しても壊れない体をつくらないといけない」。あの悔しさを胸に秋は徹底的に体を追い込む。内外野をこなすが、来季は二、三塁手での定位置取りを狙う。指揮官は「三森と栗原、外野の競争も入ってくるかもしれない。どこでも守れるからチャンスは広い」と競争を促した。

 今季は牧原大が先発、代打など切り札の役割を果たしたが、「ジョーカーにはなりたくない。できれば一つのポジションで出場し続けられたら」と周東。覚悟を決め、真価が問われる6年目へと走り出した。(福井 亮太)

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2022年11月13日のニュース