西武・山田遥楓と日本ハム・佐藤龍世トレード 山田は盛り上げ役期待 佐藤はビックリ古巣復帰

[ 2022年11月3日 05:00 ]

日本ハムにトレードが決まった山田はスーツ姿でグラウンドに姿を見せた(撮影・尾崎 有希)
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 日本ハム・佐藤龍世内野手(25)と、西武・山田遥楓内野手(26)の交換トレードが成立し、2日、両球団から発表された。両選手の出場機会を確保したいそれぞれの思惑が一致した。

 日本ハム・新庄監督にとっては今オフ早くも2件目のトレード。「獅子男」の愛称を持つ山田について、稲葉篤紀GMは内野全ポジションをこなす万能性を評価。「元気印。ムードメーカーとして元気を与えてほしい」と語った。今季限りで引退した杉谷に代わる盛り上げ役としても期待。山田は「持ち味の明るさを前面に出して元気にプレーしたい」とコメントした。

 佐藤は相手に軽く打ち返す「ペッパー」のような軽打を得意とし、新庄監督から「ペッパー師匠」と命名された。21年途中のトレード時の前所属球団に戻ることになる。西武・松井監督にとっては2軍監督時代に指導した選手。佐藤は「突然のことで驚いている。チームに貢献できるよう精いっぱい頑張りたい」と古巣復帰へ意気込んだ。

 ◇山田 遥楓(やまだ・はるか)1996年(平8)9月30日生まれ、佐賀県出身の26歳。3歳の時に右耳の先天性難聴が発覚。小2から野球を始める。佐賀工から14年ドラフト5位で西武入団。18年6月16日の中日戦で代打としてプロ初出場。同年9月19日の日本ハム戦でプロ初安打初本塁打を放った。今季は74試合で打率・200、9打点。1メートル80、84キロ。右投げ右打ち。愛称は「ハルキチ」。

 ◇佐藤 龍世(さとう・りゅうせい)1997年(平9)1月15日生まれ、北海道出身の25歳。北海から富士大に進み、3年春に北東北リーグで首位打者と最多本塁打、同年秋に最多打点。18年ドラフト7位で西武入団。昨年8月に交換トレードで日本ハム移籍。1メートル74、90キロ。右投げ右打ち。22年北京五輪スピードスケート女子パシュート団体銀メダルの佐藤綾乃はいとこ。

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