松坂大輔氏 イチローさんと笑顔はじける「4番・遊撃」4打数3安打! お尻を小突かれる“ミス”も

[ 2022年11月3日 15:36 ]

エキシビションマッチ   KOBE CHIBEN 7―1 高校野球女子選抜 ( 2022年11月3日    東京D )

<イチロー選抜・高校野球女子選抜>3回、走塁ミスした松坂氏(左)と話すイチロー氏 (撮影・白鳥 佳樹)
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 元西武、元レッドソックスなどの松坂大輔氏(42=本紙評論家)が、3日、東京ドームで行われたマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(49)が率いる草野球チーム「KOBE CHIBEN」と「高校野球女子選抜」のエキシビションマッチに「4番・遊撃」で先発出場した。試合は「KOBE CHIBEN」が16安打7得点で、完投したイチロー氏から2安打1得点だった「高校野球女子選抜」に勝利した。

 守備では初回1死三塁から、先発したイチロー氏が遊ゴロに仕留めた。松坂氏は三塁を警戒しながら一塁へ送球してアウトをとり、2回にも中堅へ抜けそうな当たりを全力疾走で追いついてさばくなど軽快な守備を見せた。初回の第1打席では木製バットで臨み、一塁へ痛烈な打球を放って内野安打。打球が相手の一塁手・森崎(福知山成美)の左肩に当たり、松坂氏が心配そうに声をかけて気遣う一幕もあった。森崎は手当で一度ベンチに下がったが、元気に復帰した。

 3回の第2打席では2番手の右腕・沢田(作新学院)が投じたカーブを引き付け、左手一本で左前へ。3点目を生み出す適時打となった。しかし、次打者の右飛でアウトカウントを間違えたか飛び出してしまいボーンヘッド。「すみません!」と気まずそうな表情を浮かべると、イチロー氏がお尻を小突いて喝を入れる場面もあった。

 さらに、6回の第3打席は先頭打者で右翼線へ二塁打。後続の右犠飛の間に4点目のホームを踏んだ。7回の打席では痛烈な当たりも三ゴロに倒れた。

 ユニホームを着てプレーするのは西武で引退試合に臨んだ2020年10月19日・日本ハム戦以来。松坂氏はこの日、背番号18を背負った。遊撃を守るのは中学生以来だ。「KOBE CHIBEN」はこのエキシビションマッチに向けて10月20日に始動。練習を積んで、真剣勝負に備えてきたという。

 試合前練習で、イチロー氏はノッカーを務めた。その後は投内連係に投手として参加し、松坂氏と入念に併殺の練習を繰り返すなどで汗を流した。イチロー氏は「(松坂氏と)同じユニホームを着てプレーするのは09年のWBC以来。ついに念願がかないました」などとコメントしていた。

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