イチロー氏 痛烈イジりに松坂大輔氏タジタジ、場内は爆笑 「どっか抜けてるんですよ、松坂大輔は」

[ 2022年11月3日 16:11 ]

<高校野球女子選抜・イチロー選抜> 先発のイチロー(撮影・篠原岳夫)
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 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(49)が率いる草野球チーム「KOBE CHIBEN」と「高校野球女子選抜」のエキシビションマッチが3日、東京ドームで行われ、7-1で「KOBE CHIBEN」が女子選抜を下した。

 イチロー氏は「9番・投手」、元西武の松坂大輔氏(42=本紙評論家)が「4番・遊撃」で先発出場。イチロー氏は2安打1失点14奪三振、130球を投げて完投した。打っては第1打席で一ゴロ、第2打席は三飛、第3打席は一ゴロ、第4打席は一ゴロ併殺打で無安打だった。

 試合後には女子選手とともに場内インタビューに登場。 19年3月にマ軍の開幕2連戦を最後に現役を引退した東京ドームとあって「感無量です」としみじみ。一日を振り返って「ボロボロです…この試みは僕自身もアスリートとしての限界を見られる良いチャンス。今日もボロボロになるまでやろうと思いました。これは現役のプロ野球選手は絶対できないことなので。毎日、限界を迎えたいと思いつつ、なかなかできることではない。今日は今日の限界を見たような気がして気持ちよかった」とすがすがしい表情を浮かべた。

 また、松坂氏が走塁で凡ミスしたことについて「そういうゆるいところが大輔なんですよ」とイジり、場内は爆笑。「本当に恥ずかしいです」とタジタジになっている松坂氏に追い打ちをかけるように「練習一日できたんですよ、神戸で。その時もスパイク忘れてきたんですよ」と“暴露”。「どっか抜けているんですよ、松坂大輔は」と語ってさらに爆笑を呼んだ。

 それでも、来年の出場にも意欲を見せた松坂氏に「このゲームをモチベーションにしてくれるっていうのはすごく嬉しい。西武で入ってきた時にこれは手強いと。将来同じチームでできたらいいなあっていうのを実現できたので、続けていけたらいいですね」と喜んだ。

 高校野球女子選抜との対戦は、昨年12月に続く2度目。昨年はほっと神戸で147球を投げ、4安打17奪三振で9回を完封した。

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