パナソニック3大会ぶり初戦突破 植田が決勝三塁打!元阪神・鳥谷コーチの指導も奏功

[ 2022年11月3日 06:00 ]

社会人野球日本選手権1回戦   パナソニック5─3セガサミー ( 2022年11月2日    京セラD )

<社会人野球日本選手権 パナソニック・セガサミー>4回、パナソニック・植田は適時三塁打(撮影・平嶋 理子)
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 社会人野球日本選手権は2日、1回戦3試合が行われ、王子は準硬式出身の新人・高島泰都投手(22)が航空自衛隊千歳を8回1安打1失点に抑える投球を見せ、2大会ぶりに初戦を突破した。日本通運は初回に2番・大谷昇吾外野手(30)が先制2ランを放ち、勢いづいた打線が2本塁打を含む11安打でカナフレックスに7回コールド勝ちした。今大会最多の42回出場のパナソニックは植田勝至外野手(26)が決勝打を含む4打点の活躍で、セガサミー相手に3大会ぶりに初戦を勝利した。

 貧打返上を誓って、植田が夏に振り込んだ成果を発揮した。同点で迎えた4回2死満塁で1ボールからの2球目をしっかり捉えた。打球は右翼の右を破る走者一掃の三塁打。1点差に迫られた6回2死一塁では初球を逆方向に運び左翼手の頭上を越えるダメ押しの適時二塁打。社会人では初の1試合4打点を記録した。

 「都市対抗の予選で負けたので、夏はとにかく振り込んだ。大きい当たりも久しぶりです。結果を出せて良かった」

 大商大では2度のベストナインに輝いたが、当時は右打者。社会人から左に転向した。その分もバットを振った。連日1500スイングに挑戦。今春に就任した元阪神・鳥谷敬コーチ(41)からもスローボールでしっかりトップを打つ指導を受けていた。「京セラは球足が速いから、強いゴロを打て」の試合前のアドバイスにもしっかり対応できたのは収穫だ。次戦はトヨタ自動車との注目対決。「きっちりと打ち返すだけ」と目の色を変えた。(鈴木 光)

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