【Wシリーズ舞台裏】「救世主」ハーパー巨大壁画にファン殺到

[ 2022年11月3日 02:30 ]

フィラデルフィア市内に描かれたハーパーの巨大壁画
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 ここぞという場面でドラマチックな一打を放ったスラッガーは、その瞬間神々しく見え、「神の領域」とも表現される。10月23日のナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦、フィリーズ・ハーパーの逆転本塁打は、フィラデルフィアに住むアーティストたちを刺激するのに十分だった。

 本拠シチズンズバンク・パークから北東へ約1キロ。デラウェア川沿いに南北に走る95号線の下。電気通信請負業者の建物の壁に、10メートルの高さの巨大壁画が登場した。バンダナを巻いたハーパーの横顔である。描いたのは大学生のジョー・ドーティさん(21)。「オーラが凄い。町の人たちの気持ちを考えても、描くのに完璧なタイミングと思った」とドーティさん。SNSでは「キリストみたいに見える。我々の救世主」と評判になり、ファンが集まって記念撮影する場所になっている。もう一つ、町の中心から南に約1キロの長屋街にも別のアーティストが描いた「MVP ハーパー」の壁画が出現。こちらもハロウィーンの飾りつけとともに輝いている。

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2022年11月3日のニュース