阪神・森木 ハマキラー藤浪&将から対策伝授!プロ初勝利で矢野監督に恩返し誓う 10日先発DeNA戦

[ 2022年9月9日 05:15 ]

アップで笑顔を見せる森木(撮影・坂田 高浩) 
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 10日のDeNA戦に先発する阪神・森木は、プロ2度目の登板で悲願の初勝利を目指す。

 「初勝利は目指してやっているのでその一つの勝利でチームの成績に貢献できれば」

 「初勝利」は自らに課した1年目のミッションであり“恩返し”だ。6日の1軍再合流時に「獲ってもらった分、いい投球をして勝利に貢献したい」と口にしていたように、ドラフトで指名してもらった矢野監督に届けたい感謝の1勝。指揮官は今季限りで退任し、右腕も残り試合を考えれば、1軍での登板機会は数少ない。

 「2回目の登板なんで自分の投球ができるように。思いっきり勝負できたら良い」。6回3失点でプロ初黒星を喫した8月28日の中日戦の反省も踏まえ「疲れてきた時に落ちた。そこで質の良い真っすぐを投げられるように」と投球フォームも微修正。さらに力強い“援護”もあった。

 調整期間ではDeNA戦は通算14勝(5敗)を挙げる藤浪、今季の対戦防御率1・57の伊藤将と2人の“ハマキラー”に対策を伝授してもらった。「“球場が狭いから丁寧にいけよ”“ガンガン来るからしっかりゾーンの内で勝負していけよ”とアドバイスしてもらいました」。横浜スタジアムは全国大会で救援登板した中学2年以来で「高くて、マウンドも硬くて。投げやすかった」と好印象もある。

 「牧さん、佐野さんとか良いバッターばかりなので楽しみな部分はもちろんある。力まずに落ち着いて投げて、対戦を楽しめたら」

 9歳上の藤浪からバトンを託される背番号20は強打者との“遭遇”も力に変える。(遠藤 礼)

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2022年9月9日のニュース