DeNA上茶谷 “絶望的”立ち上がり連続四球も捕手・伊藤の「お前しばくぞ!」で笑って開き直れた3勝目

[ 2022年9月9日 22:01 ]

セ・リーグ   DeNA9ー2阪神 ( 2022年9月9日    横浜 )

<D・神>DeNA先発の上茶谷(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 DeNAは9日、阪神戦(横浜)で快勝。自力優勝の可能性を残した。先発・上茶谷が5回2失点で4月16日以来となる3勝目を挙げた。

 お立ち台の第一声は「お久しぶりです!」だった。6月8日以来の1軍マウンドとなる上茶谷は立ち上がりで2者連続四球を与えた。「勝てるように意気込んでいったんですけど、初回は終わったなと思いました。(捕手の伊藤)光さんに“おい、お前しばくぞ”と声をかけてもらい、笑いが起こったので開き直ることができました」と、先輩の“愛のムチ”で自分を取り戻した。

 7日に母校・東洋大の前監督、高橋昭雄さんが死去。復調した姿を見せることを誓ったマウンドだった。阪神打線を初回の2失点のみに抑え、天国の恩師に粘りのピッチングを届けた。

 過密日程の9月を乗り切るため、ベンチの期待を背負ったドラ1右腕は、「チームのいい時に力になれず、ここまで準備してきたので、勝ちたいという思いは強かったです」と、ここから奇跡の逆転優勝を目指すチームの力になることを誓った。

 ▼三浦監督 (上茶谷は)立ち上がりがどうかなと心配になりましたけど、よく我慢して、(伊藤)光もよくリードしてくれたと思います。久しぶりで力みもありましたが、初回を引きずらずに、我慢して投げたと思います。
 

 

 

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月9日のニュース