オリ・宇田川プロ初勝利 緊急登板なんの!完璧2回2/3「1イニングずつじゃなく、一人一人のつもりで」

[ 2022年9月9日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス5―0西武 ( 2022年9月8日    ベルーナD )

<西・オ>プロ初勝利の宇田川(撮影・小海途 良幹)
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 7月に支配下登録されたばかりのオリックス・宇田川がプロ初勝利を挙げた。先発・椋木のアクシデントを受けて2回1死一塁から緊急登板。まだ肩もつくっていなかったが、2回2/3を投げて5奪三振を含むパーフェクトに抑えた。イニングまたぎも初だった。「1イニングずつじゃなくて、一人一人のつもりでした」。4回は、6日のロッテ戦で3者連続本塁打を記録した森、山川、呉念庭(ウーネンティン)の中軸から3者連続三振。「うれしかったです。自信になりました」。8投手の継投による零封勝利は2リーグ制以降で球団初の快挙となった。

 ◇宇田川 優希(うだがわ・ゆうき)1998年(平10)11月10日生まれ、埼玉県出身の23歳。八潮南、仙台大を経て20年育成ドラフト3位でオリックス入団。22年7月28日に支配下契約を結び、8月3日西武戦でプロ初登板。最速158キロ。1メートル84、92キロ。右投げ右打ち。

 ○…オリックスが8投手の継投で5―0の勝利。8投手以上による零封勝利は2リーグ制以降、日本ハムが80年6月30日の阪急戦(後楽園)で先発・岡部2イニングのあと木田―成田―杉山―宇田―佐伯―村上―高橋直が各1イニングの8人継投で零封、7―0で勝利して以来42年ぶり2度目。なお阪神が00年5月21日の横浜戦(横浜)で8人継投、1―0で勝利しているが、遠山と葛西が2度ずつ登板の6投手による“延べ8人継投”だった。

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2022年9月9日のニュース