阪神・佐藤輝 “福留背番”8番の意地だ 66打席ノーアーチから復活へ井上ヘッド“最低20発指令”

[ 2022年9月9日 05:15 ]

阪神・佐藤輝(左)と中日・福留
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 猛虎の「背番号8」として、残り14試合に意地と執念を見せる。目下66打席本塁打から遠ざかっている阪神・佐藤輝は、6日のヤクルト戦から打順も6番に降格。CS進出争いがヤマ場を迎える中、その豪快な一発はチーム浮上には不可欠で、井上ヘッドコーチからもハッパをかけられた。

 「今年終わった時に“一番4番っぽい仕事をしたのは誰?”となると、どちらかというと悠輔(大山)の方が出ている感じ。でも、一番(4番に)座らせてもらったのはオレだというものを、最後に見せてほしい」

 ここまで18本塁打で昨季の24本まで6本。同コーチは20本を最低条件とし、昨季を超えるような爆発に期待をかけた。残り少ないだけに「高校野球とかのトーナメント戦くらいの気持ちでやれよ、とは言おうと思う」と背中を押す考えだ。

 背番号の前任は今季限りでの現役引退を発表中日・福留。入団時には「すごく光栄。福留選手のような選手になれるように」と目を輝かせていた。偉大な先輩同様、チームを勝利に導く一打を連発したい。(山添 晴治)

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2022年9月9日のニュース