阪神・熊谷 端正な顔だけでなく心もナイスガイ 地元・仙台への熱い思い「被災地代表できるような選手に」

[ 2022年6月27日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神6ー5中日 ( 2022年6月26日    甲子園 )

<神・中> 11回、サヨナラ打の熊谷(右)は矢野監督と抱擁をかわす(撮影・大森 寛明)
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 【記者フリートーク】胸に強く響いたやりとりがある。東日本大震災から丸11年を翌日に控えた今年の3月10日。仙台市出身で、当時は高校入学直前だった熊谷に被災地への思いを取材した。

 「オフシーズンとかに地元帰るんですけど、要所要所で(被災の跡が)残っている部分があるので…。そういうのを見ると、心にくるものがある。何年たっても、より一層野球頑張らないとって気持ちは変わらない」

 続けて口にした言葉は、覚悟に満ちあふれた熱いものだった。

 「被災地を代表できるような選手を目指していきたい。場所は遠いですが、プレーで“頑張っているぞ”としっかり届けられたら」

 端正な顔だけでなく、心もナイスガイ。今季の躍動ぶりは間違いなく故郷に届いているはずだ。(阪神担当・阪井 日向)

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2022年6月27日のニュース