コロナ禍ソフトバンク 和田の代役先発・大竹耕「申し訳ない」今季初登板も5回途中4失点KO

[ 2022年6月27日 19:32 ]

パ・リーグ   ソフトバンクーロッテ ( 2022年6月27日    東京D )

<ソ・ロ>3回、マウンドの大竹耕(中央)の所に集まるナイン(撮影・久冨木 修)     
Photo By スポニチ

 首位のソフトバンクは27日、「鷹の祭典2022」と銘打たれた東京Dでの一戦でロッテと対戦。新型コロナウイルス陽性判定を受けた和田の代役で、急きょ先発した大竹耕は今季初登板。4回0/3を7安打4失点で降板し、20年10月25日(西武戦)以来の白星はならなかった。

 大竹耕は初回、2回と先頭に出塁を許すも後続を断ち無失点に抑える上々の立ち上がり。しかし3回に安打と四球で無死一、二塁のピンチを招くと、2死としたところで安田に右前へ適時打を打たれ先制される。なお2死一、三塁でレアードに12号3ランを豪快に左翼スタンドへ運ばれ0-4とされる。4回は3者凡退と立ち直ったが、5回に無死一、三塁となったところで降板した。

 試合前にソフトバンクは和田毅投手、ジュリスベル・グラシアル内野手、野村勇内野手、本多雄一内野守備走塁コーチ、藤井皓哉投手、嘉弥真新也投手とスタッフ2人の計8人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表。代わって真砂、川瀬、野村大、大竹耕が1軍合流。大量10人入れ替えの緊急事態となった。藤本監督は「今いるメンバーでやるしかない。今回上がってきた選手は、もう一回チャンスだと思って気持ち新たにやってもらいたい」と奮起を期待していた。

 代役先発が白星を挙げればソフトバンクではダイエー時代の04年4月23日日本ハム戦での星野順治以来18年ぶりだった。この時も予告先発は和田で胃腸炎のため登板回避した。大竹耕は2軍では今季9試合に登板、6月10日の阪神戦では6回2安打無失点で勝利投手となっていた。

 ▼大竹耕 毎回のように先頭を出してしまったし、失点の仕方が良くなかった。(3回は)ノーアウトからランナーを出して、ツーアウトまでもっていくことができていただけに、もったいなかった。こういうチーム状況の中で、1イニングでも長く投げないといけなかったのですが、早い回で降板することになってしまい、申し訳ない。

続きを表示

この記事のフォト

2022年6月27日のニュース