巨人 球団最速自力V消滅…平内 8回に登板も独り相撲で原監督「防げる点はある」

[ 2022年6月27日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人10―11ヤクルト ( 2022年6月26日    神宮 )

<ヤ・巨>8回、村上に3ランを浴びる平内(撮影・白鳥 佳樹)
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 首位・ヤクルトとの3連戦で巨人打線は45安打35得点。相手の42安打32得点を上回った。それでも5カード連続の負け越し。76試合目で自力優勝の可能性が消滅した。試合数は80年の66試合が最速だが、日付は03年6月27日を抜く2リーグ制以降球団最速の消滅。原監督は「(日々)ベストを尽くすだけ」と語った。

 7勝でチームの勝ち頭の戸郷を今季初めて中4日で投入も2回2/3を6安打6失点。打線が奮起して一時勝ち越すなどしたが、投手陣が踏ん張れない。8―8の8回は平内が先頭にストレートの四球を与え、送りバントを試みた山崎のゴロを二塁へ悪送球。その後に村上に決勝3ランを浴びた。まさに独り相撲。原監督も「防げる点はある」と指摘した。

 阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチは「もう一回、僕らも一生懸命、考え、立て直すつもりでやりたい」と必死に前を向いた。壮絶な打ち合いとなった3連戦で、回の先頭打者の出塁(失策も含む)は11度あったが、相手は15度。防げる失点を減らさなければ、ゲーム差は埋まらない。(川島 毅洋)

 ≪03年より1日早い球団最速自力優勝消滅≫巨人が首位ヤクルトに敗れ自力優勝の可能性が消滅した。巨人は残り67試合に全勝すると106勝37敗(勝率.741)。ヤクルトは巨人戦の残り13試合に全敗しても他の59試合に全勝すれば106勝36敗1分け(勝率.746)となり勝率で巨人を上回る。なお、2リーグ制後、6月中に巨人の自力Vが消滅するのは第1次原政権の03年6月27日以来19年ぶり2度目。6月26日の消滅は日付では前回よりも1日早い球団最速となった。

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2022年6月27日のニュース