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日本ハム・新庄監督 地元福岡6戦目でやっと!「不思議な勝ちでした」連敗7でストップ

[ 2022年6月27日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム3―2ソフトバンク ( 2022年6月26日    ペイペイD )

<ソ・日>8回、上川畑がソロを放ち喜ぶ新庄監督(撮影・岡田 丈靖)
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 日本ハムは26日、ソフトバンクに延長10回の末3―2で競り勝ち、今季ワーストだった連敗を7で止めた。ドラフト9位・上川畑大悟内野手(25)が1点を追う8回にプロ初本塁打となる起死回生の同点ソロ。サイクル安打が懸かった延長10回は四球を選んで出塁し、決勝のホームを踏んで連敗ストップに大きく貢献した。新庄剛志監督(50)にとっても地元・福岡で6戦目にしてついに初勝利を挙げた。

 致命的なバントミスも、走塁ミスもあった。それでも最後の最後にナインは執念で白星をつかみ取り、今季ワーストだった連敗が7で止まった。地元・福岡で今季6戦目にして初勝利を飾った新庄監督は「不思議な勝ちでした」と恩師・野村克也氏の名言(勝ちに不思議の勝ちあり)を用いて喜びを表現した。

 連敗ストップに大きく貢献したのがドラフト9位の上川畑だ。昨秋ドラフトの支配下では全体最後の77番目の指名だった1メートル67の小兵は、1点を追う8回に初対戦となった又吉の得意球カットボールを「カウント的(1―1)にくるかな」と狙って右越えにプロ初本塁打。これが起死回生の一発となった。

 先発試合は過去5試合連続で無安打。試合前に指揮官から「投手を見る時に、1点になりすぎず球場全体を見るように」と助言され「力が抜けてバランスよく構えられるようになった」と感謝する。二塁打が出ればサイクル安打の延長10回は「2度とないチャンス」と狙ったが、最終的に四球。その後、2死二塁から谷内の内野安打に相手失策が絡み、決勝のホームを踏んだ。

 守備は即戦力の評価だったが、9位指名にはドラフト戦略上のあやがあった。昨秋ドラフト前に調査書を出していたのは日本ハムと西武の2球団。西武は6位指名で終えたため、戦略的に繰り下げて指名した。その一方で奈良原浩(現楽天内野守備走塁コーチ)、飯山裕志(現日本ハム2軍内野守備走塁コーチ)とかつて内野の名手が背負った背番号4を与えたのは、期待の高さの表れだった。

 昨年12月に結婚したが、入寮したため現在は別居生活。「ホームランボールはいつも支えてくれている妻に渡したい」と笑顔で話した。課題の打撃も2度目の猛打賞で打率・313まで急上昇。名手の系譜を継ぐ男がチームの課題である正遊撃手の座獲得へ、猛アピール中だ。

 新庄監督にとっては公式戦の初陣として注目を集めた地元での開幕カードで3連敗。「一発目が福岡だったから、めちゃめちゃ勝ちたかった」と悔しがっていた。今カード初戦に筋肉が収縮する難病と闘病中の姉・真由美さんを招待。目の前で勝利を届けることはできなかったが、同球場での連敗も止めた。「福岡に帰った時はうれしい」という地元でついに白星をつかみ取り、上機嫌で球場を後にした。(東尾 洋樹)

 《9年ぶり1日に4試合延長》日本ハムは延長10回ソフトバンクに勝利。今季日本ハムは延長戦に5勝2敗(勝率.714)と勝ち越し。パでは楽天の5勝3敗1分け(勝率.625)を上回り最高勝率だ。この日はDeNA―広島(12回)、阪神―中日(11回)、ロッテ―オリックス(11回)も延長戦に突入。1日に延長戦が4試合は13年8月10日(セ3試合、パ1試合)以来9年ぶりだ。

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