日本ハム「足」の五十幡&「肩」の万波、新庄監督に猛アピール

[ 2021年11月9日 05:30 ]

秋季キャンプ、外野を走る五十幡(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 来季は3年連続Bクラスからの巻き返しを目指す日本ハムの新庄剛志新監督(49)が8日、沖縄・国頭で行われている秋季キャンプを初視察。上下赤のど派手なジャージー姿で登場した。

 野手の足と肩にこだわって選手を見た新庄監督に、「足」の五十幡と「肩」の万波がアピールに出た。ともに今季は1、2軍を行ったり来たりしていた若手外野手。「ビッグボス」が打ち出すレギュラー白紙方針に、目の色を変える2人だ。

 ベースランニング競走のチーム分けのために行われた40メートルタイム測定。プロ1年目を終えた五十幡が陸上100メートル元日本記録保持者のサニブラウンに中学時代に勝ったことのある脚力で5秒00で1位になった。2位・田宮の5秒18、3位・宮田の5秒20を引き離し「(アピールするのは)まずそこ。野球界No.1は五十幡と言われるように断トツの走力をつけたいと思っているので、もっと鍛えて強くしたい」と胸を張る。人数の関係でベースランニング競走には加わらなかったが「(新庄監督が)速いのは知っているからいい、と言ってくれたらしいです」と目を輝かせた。

 遠投では来季4年目にレギュラー定着を目指す万波の出番だ。横浜高で投手も務め、最速149キロを誇った強肩で糸を引くような送球を見せた。新庄監督から送球を低く抑える指示があった中で「いい高さで、自分が出せるボールを投げられた」と納得顔。「ビッグボス、よろしくお願いします!」と新監督が望む呼称であいさつしてアピールにも成功し「(新庄監督は)ちょっとびっくりされていました」と明かした。

 「オーラがあった」と五十幡が言えば「(服装が)明るい赤だったじゃないですか。光って見えました」と万波。まばゆい背中を追い掛けながら、定位置をつかみ取りにいく。(和田 裕司)

続きを表示

この記事のフォト

2021年11月9日のニュース