日本ハム・渡辺が攻守で精彩欠く 3年ぶり静岡での主催試合2連敗で今季ワースト借金15

[ 2021年6月28日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム3―8ロッテ ( 2021年6月27日    静岡 )

<日・ロ>4回無死二塁のチャンスに渡辺は見逃し三振に倒れる(撮影・西川祐介)
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 日本ハムは3年ぶりの静岡での主催試合を2連敗で終えた。借金は今季ワーストを更新する15。西武が敗れて借金1となったため、パ・リーグの借金を全て背負う事態は回避したが、6月は2試合を残して7勝11敗2分けで負け越しが決定した。開幕から4カ月連続で負け越しと浮上の兆しが見えない栗山監督は「悔しい思いをしているので、しっかりできるようにやっていきます」と厳しい表情だった。

 3回が分岐点だった。先頭・藤岡のゴロを処理した二塁・渡辺が一塁へまさかの悪送球。先発・加藤がその後マーティンに3ランを被弾するなど一挙6失点(自責5)。結果的にこの失策が勝敗に大きく影響する形となった。加藤は「3回が全て。粘り切ることができず、悔しい気持ち」と自らを責めたが、栗山監督は「加藤だけの責任では全然ない。ミスも含めて周りもしっかりしないといけなかった」とかばった。

 渡辺は打撃でも精彩を欠いた。4点を追う8回1死満塁ではミスを取り返す好機だったが遊ゴロ併殺。得点圏に走者を置いた3打席で凡退し、5番の役割を果たせなかった。

 上位5チームが4ゲーム差の中で接戦を繰り広げる中、5位・西武と7ゲーム差。もうこれ以上離されるわけにはいかない。(東尾 洋樹)

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2021年6月28日のニュース