侍ジャパンにエール シドニー五輪で盛り上げ役だった黒木氏「チームづくりは時間を掛けて」

[ 2021年6月28日 19:45 ]

6月23日のロッテ―ソフトバンク戦で、始球式を行う黒木氏 (撮影・西川祐介)
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 東京五輪で金メダル獲得を目指す侍ジャパンの公式ツイッターが28日に更新され、元五輪戦士の黒木知宏氏(47)と、松中信彦氏(47)の対談形式による「レジェンドインタビュー」を掲載。侍ジャパンの後輩へ向けたメッセージと、シドニー五輪での思い出などを語った。

 2000年開催のシドニー五輪は、プロアマ合同チームとなって迎えた大会。そのため松中氏は「チームが一つになるのに、すごい時間がかかった」と当時の苦労話を語ったが、そこで一役買ったのが同い年の黒木氏だった。松中氏は「うまく、みんなで集まって一つにしてくれた。ポーズが決まったりした」と、チームを盛り上げるために本塁打後のポーズも決定したという。だが、オランダ戦後に“侮辱”行為だとクレームを受けるなど、前途多難。それでも黒木氏は「テラスとかに行って、ラーメンパーティーしましたね」と、インスタント麺を持ち寄り、大きな鍋で結束を深めるなどしてチームをまとめたこともあった。

 シドニー五輪では、残念ながら4位となり、メダル獲得には失敗した。黒木氏は「勝つためには選手もそうですし、戦術もそうですし、チームづくりはちゃんと時間を掛けてつくっていかないと。良い選手を揃えたとしても、突貫でつくったら簡単には勝てないよ、というのを良い意味で教えてくれた大会だと思う」と、侍ジャパンへメッセージを送った。

 YouTubeの「侍ジャパンチャンネル」では、2人がさらに思い出などを語っている。

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2021年6月28日のニュース