西武・平良がプロ野球タイ記録の38試合連続無失点 06年藤川球児についに並んだ「うれしい」

[ 2021年6月28日 20:59 ]

パ・リーグ   西武5―2ソフトバンク ( 2021年6月28日    京セラD )

<ソ・西>38試合連続無失点のプロ野球タイ記録に並んだ平良(撮影・井垣 忠夫)
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 西武の平良海馬投手(21)が28日、ソフトバンク戦(京セラドーム)に登板し、開幕からの無失点を38試合に伸ばして06年に藤川球児(阪神)がマークした連続無失点のプロ野球記録に並んだ。

 平良は5―2とリードした9回からマウンドへ。先頭の真砂を156キロのストレートで空振り三振に打ち取ると、続く三森も157キロのストレートで投ゴロに抑え、最後は牧原大を141キロのカットボールで空振り三振に封じ無失点。開幕から無失点を続け、ついにプロ野球記録に並び「一歩一歩の積み重ねでここまでこれたので嬉しいです」とコメント。

 試合後のヒーローインタビューで大記録について意識したかと問われると「多少ありながら投げました」とひと言。開幕から無失点を続ける要因としては「ブルペンでの練習だと思います」と自己分析。「(これからも)変わらずに一歩一歩進んでいきたいと思います」と次回プロ野球新記録がかかるマウンドへ“自然体”を強調した。

 平良は13日の中日戦(メットライフドーム)で開幕から32試合連続無失点のプロ野球新記録をマーク。開幕からに限らない連続無失点記録も着々と伸ばし、20日のロッテ戦では34試合連続無失点のパ・リーグ記録に並び、22日の楽天戦(メットライフドーム)で03年豊田清(西武)と14年比嘉幹貴(オリックス)を抜きパ・リーグの連続無失点新記録を達成した。

 その活躍ぶりから東京五輪では自身初の日本代表入り。この日はオールスターファン投票でも中継ぎ投手部門1位で堂々の初選出され「オールスターは三振かホームランかという舞台ですし、みんなホームランを狙ってくると思いますので、抑えられるようにがんばります」と意気込んだ。

【プロ野球連続無失点記録の上位3人】
藤川球児 38試合連続無失点(06年・阪神)
平良海馬 38試合連続無失点(21年・西武)
篠原貴行 37試合連続無失点(11年・横浜)

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