【ダルビッシュと一問一答】好投も8勝目ならず 打撃で投球乱す?「どうしても疲れる」

[ 2021年6月28日 10:11 ]

ナ・リーグ   パドレス5―4ダイヤモンドバックス ( 2021年6月27日    サンディエゴ )

ダイヤモンドバック戦に先発したパドレス・ダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(34)は27日(日本時間28日)、サンディエゴでのダイヤモンドバックス戦で今季16度目の先発登板。6回を投げ、6安打1四球7奪三振、1失点。防御率は2・44。パドレスは5―4で勝利したが、ダルビッシュに勝敗は付かなかった。

 試合後の一問一答は以下の通り。

――今日のピッチングについて。
「初回はすごく良くて、その後、崩れていったけど、チームが勝てるように、同点、逆転にされないように意識しました」

――6、7回を登板ごとに投げる重要性。
「多くの投手がそうですけど、今日はベストだと感じる日は年間でも少ない。良くない時にいかに長いイニングを投げ、少ない失点で切り抜けるかが大事、それはいつも意識しています」

――ブルペンの負担を減らせていることについて。
「長いイニングを投げれば投げるほど、ブルペンの負担は減る。今日は最初球数少なくて7回は行かないとと思っていたけど、そうはならなかった。なるべく6回は行きたい」

――今回のホームシリーズでは満員の観客の前で9勝1敗の好成績。
「チームが悪い状態で戻ってきて、最初のホズマーの同点本塁打から9勝1敗が始まったと僕は思っている。ホズマーのお手柄だし、この大観衆の前でいい成績を残せたのはとてもいいこと」

――今日ピッチングが崩れたのは打撃の影響か。
「最初の打席も2回目も回の最後の打者で一塁に走って帰ってきて、すぐに準備して外に行かないといけない。どうしても疲れる。でもみんなそうなので、ちゃんと対策はしていきたい」

――登板間アジリティーとか、ベースランニングとか、最近取り組んでいる。
「動きに慣れるためにそういう練習をしている。今回の登板間は軽めにしていた。それがよくなかったかな。ダッシュ系をしっかりやりたい」

――1500奪三振を達成して、ピッチングについて改めて思ったこと。
「全くないです。あれですっきりした部分があるので、あまり考えずにいつもどおりに試合に入った」

――16試合登板して、蓄積疲労はどうか。
「最近は大丈夫。疲れているなというほどではない」

――今年、リカバリーの面で工夫していることは。
「最近だと、僕はデーゲームだとなかなか食事が取れないので、エネルギー切れになりやすい。登板前日と当日にクレアチンとか、糖質とか、重曹だとかが入っているドリンクを多く飲むようにしています」

――効果は。
「球速も力を入れたときは出始めている。体重はそうでもないが、クレアチンを多く摂ると水分を引き込むことができて、体力も最後まで割と残っている」

――4回のピンチはカッターで併殺に打ち取った。
「2球前にカットっぽい球を投げている。前回からタテのスライダーみたいなのを投げ始めて、球速としては同じくらいですけど、もうちょっとベース手前で失速が大きくてタテに落ちる。それを見せていたので、ストライクゾーンに速いカットが行くと詰まる。そこは狙って投げた。それがうまく行っています」

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