オリックス・榊原 151キロ&無四球で成長示した 「何としても開幕ローテに入りたい」

[ 2021年2月16日 05:30 ]

オリックス 紅白戦   紅組0ー7白組 ※特別ルール ( 2021年2月15日    宮崎・清武 )

<オリックスキャンプ12日目・紅白戦>2回1失点の榊原はコーチに注意を受ける(撮影・井垣 忠夫)
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 紅白戦2度目の登板は納得できる内容だった。オリックスの5年目22歳の榊原が15日、紅組先発で最速151キロを計測した。立ち上がりに三塁打と内野ゴロで失点して2回を3安打1失点だった一方、紅林と頓宮を球威ある速球で仕留めるなど3三振を奪った。

 「先頭バッターに打たれましたが、その後は自分の中では良かったなと思います。真っすぐの質もコントロールも」

 高卒3年目の19年に13試合で3勝4敗、防御率2・72を残し、頭角を現した。一転、飛躍が期待された昨季は9試合で1勝4敗。防御率5・19の不振は43回1/3で与四死球40の制球力不足が原因の一つだった。課題克服を目指し、自主トレ期間中は毎日の投球練習が日課。30~50球程度でも、欠かさず投球リズムを体に刻み込み、ストライク率を上げた。

 「今日は登板のテーマと言うより、アピールすることだけを考えて投げました」

 制球難への不安は完全に払拭(ふっしょく)はできていないものの、投げ込んできた実績が自信となりつつある。今春初実戦だった9日の紅白戦と合わせて計3回を無四球。「何としても開幕ローテーションに入りたいんです」。この強い気持ちで、今後の実戦でもアピールを続ける。 (田中 貴久)

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2021年2月16日のニュース