広島コルニエルがホロ苦“1軍デビュー” 秘密兵器は秘密のままで終わるか…

[ 2021年2月16日 17:20 ]

練習試合   広島0ー7ロッテ ( 2021年2月16日    コザしんきんスタジアム )

<広・ロ>2回3失点とホロ苦いデビュー戦となった広島・コルニエル
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 広島の育成枠外国人、ロベルト・コルニエル投手(25)が16日、今春最初の対外試合だったロッテとの練習試合に3番手で登板し、計4四球を与える制球難で2回3失点だった。登場は6回。1死から四球で走者を背負った後は力みがちになり、直球も変化球も高めへ。満塁から福田光に左前適時打、四球を挟み、佐藤都には中犠飛を浴びた。続く7回も先頭の藤原を歩かせるなど計48球の苦投。ホロ苦い“1軍デビュー”に終わった。

 ドミニカ共和国のカープアカデミーで学び、19年の秋季練習から練習生として来日。昨年9月に育成契約を結んだ。「みやざきフェニック・スリーグ」では1メートル93の長身から150キロ超の速球を連発。視察した佐々岡監督の目に留まり、今春は1軍に抜擢された。

 「期待はすごくあった」と明かした指揮官は、「まだ経験がない。次の登板でどう変わるか見てみたい」と続けた。フランスアが新型コロナ感染で調整が遅れ、新加入のバードとネバラスカスも来日できずに助っ人投手陣がそろわない中、7日のシート打撃登板では打者12人を3安打無四球に抑え、佐々岡監督が「面白い存在」と認めるなど評価を上げていた。赤ヘルの“秘密兵器”になり得る大型右腕。初陣の教訓を次回に生かしたい。

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2021年2月16日のニュース