日本ハム“木田画伯”コーチ陣に感謝、選手たちよ“スペシャリスト”の極意学んで

[ 2021年2月16日 05:30 ]

木田画伯の球界絵日記
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 日本ハムの木田優夫2軍総合兼投手コーチ(52)による「木田画伯の球界絵日記」は引き続き沖縄・国頭での春季キャンプ編です。雨続きの第3クールは3日連続で室内練習。工夫してメニューを消化できたのは、打撃と守備の担当コーチたちのおかげです。

 春季キャンプも第3クールが終了しました。名護の1軍では雨で実戦3試合が中止になってしまいましたが、ファームでも3日連続で室内での練習になってしまい、練習メニューの変更を余儀なくされました。特にバッティングや守備の練習は、スペースが限られて大変なのですが、そこを各担当コーチがやりくりして練習していました。

 今年のファイターズのファームの守備面は、昨年に引き続いて内野は城石(憲之)コーチ、外野は紺田(敏正)コーチが担当します。僕は二人とは現役時代にプレーしていて、スワローズで内野ならどこでもそつなくこなしていた城石コーチ、ファイターズで強肩と俊足を武器にしていた紺田コーチ。そのスペシャリストぶりを見ていましたし、助けられもしました。その極意を選手には学び取ってほしいと思います。

 バッティングはスコアラーからコーチに復帰した渡辺(浩司)コーチと、昨年は僕と一緒に1軍で戦っていた矢野(謙次)コーチが担当します。渡辺コーチは1982年の入団以来ファイターズ一筋で40年近く在籍していて、引退後もコーチ、スコアラーとしてファイターズの攻撃を支えてきています。矢野コーチは、現役時代からの持ち味でもある元気の良さで、このキャンプでも選手を引っ張っています。

 選手には、二人から技術はもちろんですが、スコアラー目線の打席での考え方や勝負師としての考え方、準備の仕方なども学んでほしいと思います。

 さて、第4クールからはファームも対外試合が入ってきます。このキャンプで取り組んできたことを実戦でも続け、さらに成長してくれることを信じています。(日本ハム2軍総合兼投手コーチ)

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2021年2月16日のニュース