巨人ドラ1・平内 印象に変化…対面取材通じて感じた“明るさ”“面白さ”

[ 2021年2月16日 09:00 ]

巨人・平内
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 巨人は若手中心の1軍本隊が宮崎での1次キャンプを打ち上げ、2次キャンプ地の沖縄で主力のS班と合流した。期待のドラフト1位右腕・平内龍太投手(22=亜大)も1軍メンバー入り。初実戦となった11日の紅白戦では1回無失点と上々のデビューを飾るなど、調整も順調だ。

 昨年のドラフト指名後のリモート取材などでは、堅い表情で質問に答える姿を見ることが多かった。緊張感などがあったと思うが、宮崎キャンプでの取材で印象が変わった。8日に強い風が吹く中で、ランニングを終えた後の取材。冒頭に「逆風の中でのランニング、お疲れ様でした」と声を掛けると「かなり足にきてますね(笑)」とさわやかな笑顔を見せた。

 別の日のランニング終了後には、今季からチームのトレーニングを指導するボディービルダー・鈴木雅氏(40)の話題になった。1月の新人合同自主トレの際にウエートトレーニングの指導を受けたことを明かし「教えてもらったやり方だと全然(成果が)違ったので、やっぱりすごいです」と刺激を受けた様子。筆者が「筋肉が喜んでた?」と冗談めかして聞くと「ビンビン、きてました」と笑わせてくれた。真面目な一方で、明るく面白い男なのだと思う。やはり、直接会って話してみなければ分からないことが多い。当たり前だった対面での取材の尊さを身に染みて感じている。

 宮崎での1次キャンプを終え「(点数は)80点くらい。初めは緊張感があったんですけど、徐々にそういうのもなくなって自分が思うように練習やプレーができました」と新しい環境にも慣れてきている。沖縄では実働11日間で7試合の対外試合を予定。開幕1軍へのサバイバルは続くが「力が入ってしまうと自分のピッチングができないと思うので、そこをセーブして。ストレート中心になるが、どんどん攻めるようなピッチングをしていきたい」と燃える。これから1回でも多く、明るい表情の平内を取材できるように、今から活躍を願いたい。(記者コラム・田中 健人)

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2021年2月16日のニュース