西武・今井 紅白戦で圧巻2回完全!2種のスライダーで緩急に幅

[ 2021年2月16日 19:26 ]

西武 紅白戦   紅組5―0白組※特別ルール ( 2021年2月16日    宮崎・南郷 )

<西武・南郷キャンプ>紅白戦で先発し、2回を無安打3奪三振と好投した今井(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 紅組の先発としてマウンドに上がった西武5年目の今井が圧巻の投球を披露した。

 直球は最速153キロを計測。一方で「スライダーが良かった。三振は低め、低めを意識した」と初回にドラフト4位・若林(駒大)、山田から連続三振。2回を打者6人の完全投球で3三振を奪った。2回2死では牧野のバットをへし折るなど、直球のほとんどが150キロ超だった。

 スライダーは2種類。これまで投げていた130キロ台のものに加えて「球速を落として曲がり幅を出すスライダーを投げ始めた。120キロ台」と今井。初回の連続三振は1つめが従来の、2つめが新たなスライダーで奪った。

 カーブは110キロ台を意識しており、120キロ台のスライダーが加わることで緩急により幅が出る。

 昨季は3勝止まりで防御率6・14と伸び悩む右腕。作新学院で同期だったDeNAのドラフト1位・入江や楽天の1位・早川ら同学年の選手が新たにプロ入り。プロの世界では先輩となる今井は「負けないように、と思っている。早川とも同じ試合での先発がなくはない。投げ勝てればいいな、と思う」と闘志を燃やした。

続きを表示

2021年2月16日のニュース