牛島和彦氏 セのDH制導入「どちらがいいとは言えない」打席で学べる打者心理、投球に役立った

[ 2020年12月21日 06:32 ]

牛島和彦氏
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 セ・リーグのDH制導入の議論が高まる中、スポニチではツイッター「スポニチ野球記者」で緊急アンケートを実施。ファンの間でも賛否が真っ二つに分かれた。両リーグを経験した本紙評論家の牛島和彦氏(59)にも意見を聞いた。

 セのDH制導入。一概にどちらがいいとは言えないし、両リーグにはそれぞれいい面がある。私は中日からロッテに移籍。両方を経験した。セなら投手も打席に立つことで打者心理を勉強できた。これは自分の投球に役立ったと思う。

 打席はいろいろな状況で回ってくる。どう走者を進めるか、還すための打撃は何が求められるか。打席に立つことで、打者が何を考えているのかが理解できた。もちろん、DH制の方が投手は楽。攻撃のサインを覚えなくて済むし、打席に立つ準備も必要ない。何より投球に集中できる。

 パの方が強い、といわれる現状は、まずソフトバンクの戦力がずばぬけて分厚いこと。最近のドラフトでパの方が有力選手を引き当てているということもあるだろう。(中日、ロッテでプレーし横浜で監督)

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