楽天 ソフトバンク超え長打率 浅村が両リーグ最多32発

[ 2020年12月21日 05:30 ]

データで振り返る コロナ禍の2020年シーズン

今季32本をマークして自身初の本塁打王に輝いた浅村
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 【楽天】三木新監督を迎えた今季の楽天はリーグ4位と順位を1つ下げたが、打線は迫力が増した。打率は日本ハムの・249を上回る・258で、チームでは08年(・272)以来2度目のリーグ1位。長打率・40125はソフトバンクの・40122をわずかに抑え、球団創設16年目で初のトップを記録した。来季は日米通算182勝(日本143勝)を挙げた石井GMが監督に就任。豊富な経験を生かし投手陣の強化が図れれば、ソフトバンクの対抗馬になる可能性もありそうだ。

 強力打線の中核を担ったのが浅村。岡本(巨)の31本を上回る両リーグ最多の32本を放ち、自身初の本塁打王に輝いた。楽天の本塁打王は、これまで07年の山崎武司(43本)しかおらず、13年ぶり2人目のキング誕生になった。チーム97試合目の10月11日西武戦では、セ、パ通じトップで30号に到達。100試合未満での30号も両リーグ30号一番乗りも、楽天では07年の山崎以来だった。

 また、殊勲弾が18本もあり、本塁打を放った試合にチームは勝率・828(24勝5敗)。楽天では09年山崎と昨年の自身の16本を抜く、シーズン最多殊勲本塁打となり、チームのシーズン20本塁打以上の歴代打者では、17年ペゲーロの・800を抜く最高勝率にもなった。コロナ禍によるシーズン短縮もあって、数では初代本塁打王の山崎と11本もの差がついたが、内容では負けていなかった。(記録課・志賀 喜幸)

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