阪神・糸原 二塁定着へ来季もエースキラーだ!「打ち損じを減らす」

[ 2020年12月21日 05:30 ]

MBSラジオ「ベースボールパーク」に出演した糸原(球団提供)
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 阪神・糸原が20日、ラジオ出演前にオンライン取材に応じ「エースキラー」襲名を宣言した。

 「エース級の投手は意識している。(今年)打てたのは自信になった。来季もエース級から打てるようにやっていきたい」

 今季、チームとして苦戦した巨人・菅野と中日・大野雄に対し、いずれも10打数4安打と結果を残した。主な対策は「打ち損じを減らすこと」だといい、スコアラーからの情報と映像で研究し、速球をミスショットしないことを意識して結果につなげた。

 「速い球をファウルにしないように、一球で仕留めることを心がけています」

 今季は63試合出場にとどまり打率・294だったが、結果球のストレートに対しては94打数33安打の打率・351。チームとして苦手とする速球打ちでも好数字を残した。自身が印象に残るとしたのが9月7日の巨人戦。相手は菅野ではなかったが、7月下旬の右手有鉤(ゆうこう)骨骨折から復帰した試合で9回に守護神デラロサの初球の真っすぐを左翼ポール際にソロ本塁打した。

 「追い込まれたら、きついと思っていた。初球からしっかり仕留められた」

 今季は新型コロナウイルス感染に、ケガによる途中離脱など、いいシーズンではなかっただけに、来季は「満員の甲子園でファンのみなさんと一緒になって戦い、喜ばしたい」と誓う。今後は負荷トレーニングなど「バランス」をテーマに自主トレに励む。不動の二塁レギュラーを目指し、来年2月の春季キャンプへ準備を進める。(長谷川 凡記)

 ≪来年を漢字一文字で表すと「一」≫糸原はMBSラジオ「ベースボールパーク」に生出演し、来季へ決意表明した。阪神OBの狩野恵輔氏から「来年をどんな年にしたいか漢字一文字で」と問われ、色紙に『一』と記した。「チームが一番になることと、僕自身も一からのスタートということで」。2年間務めたキャプテンも大山に引き継ぎ、心機一転を図って頂点を目指す。

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