サヨナラ賞年間大賞はヤクルト・西浦とロッテ・井上 年間計35試合のサヨナラゲームから

[ 2020年12月21日 13:31 ]

ヤクルト・西浦(左)とロッテ・井上
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 レギュラーシーズンを通じて最も劇的なサヨナラ打を放った選手に贈られる「2020スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」が21日、セ・パ両リーグから発表され、セ・リーグはヤクルト・西浦直亨内野手(29)、パ・リーグはロッテ・井上晴哉内野手(31)が受賞した。

 西浦は6月25日の阪神戦、1点を追う9回2死一、二塁で代打逆転サヨナラ3ランを放った。相手の抑え・藤川に対し、四球と安打でつくったチャンス。2球目の直球を強振すると、打球はまだ無観客だった左翼席へ飛び込んだ。サヨナラ本塁打は自身初、代打逆転では球団では10年の川本以来、10年ぶり5人目の快挙となった。

 井上は10月13日の楽天戦、同点の9回1死一塁で右中間を破るサヨナラ二塁打を放った。直前に新型コロナウイルスの集団感染が起き、首位ソフトバンクを猛追する中で落とせない戦いが続いていた。井上は不振で打順を5番から7番に下げ、この日もここまで3打数無安打と苦しい状況だったが、カウント0―1からの2球目を捉えた。二塁ベース上でもみくちゃにされた井上は、人目もはばからず涙を流していた。

 サヨナラ試合は今季はセで17試合、パで18試合。受賞両選手にはオリジナルトロフィーと賞金200万円が贈られる。

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