東都大学野球4部は一橋大が27度目の優勝 4部で神宮開催は史上初

[ 2020年12月9日 18:19 ]

東都大学野球4部 優勝決定戦   一橋大6―0東京都市大 ( 2020年12月9日    神宮 )

優勝を決め喜ぶ一橋大ナイン(撮影・柳内遼平)
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 一橋大が6―0で東京都市大を下して2季ぶり27度目の4部優勝を果たした。今季はコロナ禍の影響で入れ替え戦は行われず、自動昇格となるため18年春以来の3部復帰が決まった。

 4部リーグ戦はコロナ禍のため当番校の一橋大で試合開催ができず、公共施設となる大田スタジアムなどを代用。今回の優勝決定戦のみ同球場を使用した。4部での使用は史上初で、今季の連盟最終試合として特別に使用された。

 1部リーグは9月22日に開幕したが、4部リーグは所属大学がコロナ禍による影響で10月まで対外試合を行うことができず、開幕は11月18日となった。

 一橋大は8月下旬から練習を再開。2、3グループに分かれて練習を行い、対外試合は11月下旬に行った2試合のみ。東京都市大は9月8日から活動再開も、9月24日から週1回の練習となり、11月上旬に行った対外試合1試合のみでリーグ戦に臨んだ。

 難しい状況の中で実施したリーグ戦。大学野球の聖地で最終戦を迎えた選手からは連盟に向け、感謝の言葉が並んだ。一橋大の阿部主将は「特別な場所でできて、本当にうれしかった。感謝の気持ちで一杯。感謝の気持ちを込めてプレーしました。4年として悔いなく最終戦を終えられました」と晴れやかな表情で話した。

 4部の優勝決定戦を終え、東都大学野球連盟は全試合日程が終了。瀬尾健太郎事務局長は「(最終戦は)良い球場でプレーさせてあげることができて良かった。(コロナ禍で)未知のウイルスへの対策は手探りだったが、無事に終えることができて、ほっとしている」と振り返った。

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