阪神・秋山 えっ再来年!? 22年開幕投手に名乗り「もう1年結果を出してから」

[ 2020年12月5日 05:30 ]

阪神・秋山
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 阪神の秋山拓巳投手(29)が4日、読売テレビ「朝生ワイド す・またん!」に生出演し、“再来年”の開幕投手に名乗りを上げた。17年に12勝を挙げ、翌18年に5勝止まりだった過去を猛省。11勝を挙げた今季から2年連続で2桁勝利の結果を出し、胸を張って大役を務める未来を思い描いた。

 先発投手にとって誉れ高い称号。その重みを分かっているからこそ、あえて視線を2年後に向けた。今季開幕投手を務めた西勇が後輩たちとの競争を望む中、秋山が名乗りを上げたのは、22年の大役だった。

 「目指したいところではあるんですけど、もう1年結果を出してから挑戦したい。今年のピッチングスタイルじゃふさわしくない。何も圧倒できてないし、満足はしていないです」

 17年に12勝で初の2桁に到達。翌18年は5勝に終わり、勝ち続けることの難しさを肌で感じた。今季は西勇と並び、3年ぶりの2桁星となるチームトップタイの11勝。来季も継続して活躍できれば、自信を持って務められる。だからこその“再来年”。スタジオでも「二年連続二桁勝利」と記したサイン色紙を披露し、並々ならぬ決意をにじませた。

 課題も自覚した。得点圏での被本塁打率・081はリーグワースト、被本塁打5本も同2位。「三振が少ない。ストレートが常時140キロを超えるようになれば解決できる部分は多くなる。ピンチになったときに三振を取れるピッチングができたら」。下半身主導のフォームづくりへオフも試行錯誤中だ。

 自他ともに認める絶対的な存在になるために巨人戦での登板増も熱望した。チームとして8勝16敗だった直接対決のうち登板したのは2試合(1勝1敗)だけ。セ・リーグ5球団ではDeNA戦、中日戦と並んで最少。6試合ずつ投げた広島、ヤクルトに好相性を誇る事情はあれど、宿敵に投げ勝ってこそ猛虎のエースだ。

 「昔から巨人戦は特別。他とは違う気持ちに自然となってましたし、別に苦手意識はないので投げたかった。巨人戦にいいピッチャーを当てていると思うので、まずそこに当ててもらえるように」

 まずは来季。今季以上の成績を残し、1年後には堂々と開幕投手に立候補する決意だ。(北野 将市)

 ○…秋山は番組内で視聴者からの質問にも答えた。「今一番何を買いたい?」には「壊れちゃったので、ちょうど昨日洗濯機を買ったばかり」とタイムリーな回答。結婚願望については「ありますけど、予定はないです。早く…とは思います」と女性ファンを安心!?させた。同じ金曜日の来週11日に出演する青柳に向けては「朝早くて暗くて一方通行が多いので、迷わず時間通りに来るように」とメッセージを送った。

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