争奪戦必至!ヤクルト・小川 国内FA権行使「悩むことが一つの財産に」

[ 2020年12月5日 05:30 ]

ヤクルトの小川
Photo By スポニチ

 ヤクルト・小川泰弘投手(30)が4日、神宮クラブハウスを訪れ、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使する申請書類を提出。球団を通じて、宣言に至るまでの胸中を明かした。

 「残留するにしても、しないにしても、納得して来年以降の野球人生につなげたい。思いっきり野球をするために、今しっかり悩むことが一つの財産になると思います」

 シーズン終盤から球団側と残留交渉を重ね、4年総額約8億円の提示を受けた。慣れ親しんだチームに愛着はある。交渉中の誠意も感じたが、熟考を重ねた結果、申請期限となったこの日に宣言した。小川淳司GMは「全力で残留交渉にあたったが、本人が決断したこと。それに関しては選手本人の権利なので」と話した。

 2年連続最下位のチームで、今季も勝ち頭の10勝をマーク。8年通算75勝とコンスタントに勝ち続け、ここまで大きな故障もない。この日も室内練習場でみっちりと汗を流した。球団は今後も残留交渉を重ねるが、獲得に興味を示す球団との争奪戦が予想される。

 ◆小川 泰弘(おがわ・やすひろ)1990年(平2)5月16日生まれ、愛知県出身の30歳。成章から創価大を経て、12年ドラフト2位でヤクルト入団。1年目の13年4月3日の広島戦で初登板初先発初勝利。同年は16勝を挙げ、新人王、最多勝、最高勝率を受賞した。今季8月15日のDeNA戦で史上82人目のノーヒットノーラン達成。15年プレミア12日本代表。1メートル71、80キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月5日のニュース