楽天ドラ2・黒川 プロ初安打も好機で併殺打「場面に応じたバッティングができるように」

[ 2020年9月7日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天6-9オリックス ( 2020年9月6日    楽天生命パーク )

<楽・オ>初回2死一、二塁、プロ初安打となる右前適時打を放ちガッツポーズする楽天・黒川(撮影・尾崎 有希)
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 19歳の高い吸収力を見越して、楽天・三木監督はドラフト2位・黒川を使い続けた。

 「若い選手はゲームに出ることで感じて学んでいる。今日は僕のいろいろな中での決断、結論だった」

 「7番・三塁」でプロ2度目の先発出場。初回2死一、二塁からプロ初安打となる右前適時打を放った。「素直にうれしかった」。同時に、悔しさも味わった。4―6の5回1死一、三塁は左腕・飯田優に空振り三振。7回1死満塁も左腕・山田に二直併殺に倒れた。2軍からの報告に「左投手への対応が課題」とあったが、三木監督に代打の選択はない。「結果が良くても悪くても振り返ることが大切」と4日の試合前に掲げた信念を貫いた。

 9回は二ゴロ併殺打で5打数1安打に終わった黒川。「一本出たら流れも変わったと思う。場面に応じたバッティングができるようにしていきたい」。この悔しさが紡ぎ出す成長を指揮官は楽しみにしている。(春川 英樹)

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