マー君、頭部打球直撃後初の投球練習で30球 順調なら30日ホーム開幕戦登板へ

[ 2020年7月17日 19:57 ]

15日、投手コーチの見守る中、調整するヤンキース・田中(右) (AP)
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 ヤンキースの田中将大投手(31)が16日(日本時間17日)、本拠地のブルペンで投球練習を行った。マット・ブレーク投手コーチによると、田中は30球を投げたという。

 今季からヤ軍に加入した35歳の同コーチは「当初の想定よりも緊張感のあるものだった。88~91マイル(約141~146キロ)まで球速を上げ、すべての球種でキレのある球を投げていた、彼の状態をうれしく思う」と評価した。4日の練習で打球を頭に当て、軽い脳振とうと診断されて以降、田中がマウンドに立つのはこれが初めてだった。

 今後に関して、ブレーク投手コーチは「日曜日(日本時間20日)にまたブルペンに入り、来週の早い段階で打者に対峙する」と明言。開幕週は休養日があるために4人の先発投手で足りることを指摘されると、「(先発右腕の)コールを中4日で起用するとすれば、ホーム開幕の日に5人目の先発投手が必要になる。それが誰になるか。マサ(田中)は2度のブルペンとライブBPで状態を見て、いつの先発が適切かを判断していく」と述べた。

 順調ならば、29日(日本時間30日)のフィリーズとのホーム開幕戦での今季初登板が視界に入ってきそうだ。(ニューヨーク・杉浦大介通信員)

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2020年7月17日のニュース