西武・ニール 郭泰源の球団外国人最多記録に並ぶ13連勝 “負けない男”で則本昂を攻略

[ 2020年7月17日 21:27 ]

パ・リーグ   西武10―2楽天 ( 2020年7月17日    楽天生命パーク )

<楽・西>西武先発・ニール(撮影・吉田 剛)
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 西武が開幕3連勝中の楽天エース・則本昂を攻略した。先発の“負けない男”ニールが6回5安打2失点の好投で2勝目。昨年6月20日の中日戦から負けなしの13連勝となり、1987~88年の郭泰源(カクタイゲン)のチーム外国人最多連勝記録に並んだ。打線は則本昂から2、3回に8本の安打を集中させ計5得点。終わってみれば17安打の爆発で10―2と勝利し、今季好調の相手エースに初黒星をつけた。

 西武は2回無死一、二塁から中村の左安打で先制。二塁走者の山川が左翼の島内がファンブルした隙を見逃さない好走塁で生還した。さらに栗山がフルカウントからの8球目を左前のライン際にポトリと落ちる適時打で追加点。スパンジェンバーグも中安打で続き、なおも無死満塁のチャンス。ここで木村が積極的に初球のストレートを叩き中前適時打。開幕4連勝を狙う楽天先発の則本昂から集中打を浴びせ3点を先制した。

 さらに打線は則本昂に襲い掛かり3回に2点を追加。まずは先頭の山川が左翼へ7号ソロ。森は中安打で続き無死一塁から中村が左中間フェンス直撃の適時二塁打。あと少しで本塁打という打球で森が一塁から一気に生還した。

 87、88年の郭泰源に並ぶチーム外国人最多連勝タイの13を狙って登板した先発のニールは初回、2回と三者凡退に抑え上々の立ち上がり。しかし3回、楽天打線に粘られ2つの四球を与え2死満塁とされると茂木にセンター方向へ2点適時打を浴び5―2とされた。5回は1死から辰巳、小深田の連打を浴びるも鈴木大を一直のダブルプレーに打ち取り無失点。6回96球5奪三振の熱投でマウンドを降りた。

 7回は2番手の平良が2奪三振をとるなど三者凡退。8回はギャレットが2死一、二塁とされるも島内をニゴロに打ち取り無失点。10―2と大きくリード奪った9回は宮川が無失点で締め試合終了。“負けない男”の不敗記録は継続となった。

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