ヤンキース・マー君、本拠地開幕投手も 17日から投球練習再開、30日フィリーズ戦登板あるぞ

[ 2020年7月17日 02:30 ]

ヤンキースの田中将大(AP)
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 軽度の脳振とうからの復帰を目指すヤンキースの田中が、16日(日本時間17日)に投球練習を再開する。4日の練習でライナー性の打球が頭部を直撃。慎重にリハビリを続け、15日は変化球を交えてキャッチボールなどで調整。アーロン・ブーン監督は「もう症状は全く出ていないし、負荷を増やしてもいい反応」とし、投球練習にゴーサインを出した。

 今後のスケジュールも少しずつ見えてきた。ブーン監督は「2度ブルペンで投げた後、開幕前に実戦形式で打者と対峙(たいじ)させたい」と明言。19日(同20日)前後に2度目のブルペン、23日(同24日)の開幕直前に対戦形式での投球に移行するとみられる。

 ヤ軍の開幕投手はコールで、故障するまでは田中が有力視されていた2戦目はパクストンに決定。開幕翌日の24日(同25日)は試合がなくローテーション1周目は4人で足りる。28日(同29日)に中4日でコールを回せば、29日(同30日)の本拠地開幕のフィリーズ戦で田中が今季初登板に臨む可能性もある。

 田中は14日にキャンプ再開後では初めてオンライン取材に応じ「今のところは全てがうまくいっている」と語っていた。今後も慎重に歩を進め、2020年の初登板を目指す。(ニューヨーク・杉浦大介通信員)

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2020年7月17日のニュース