池田OBの巨人・水野コーチ、夏の甲子園中止に「仲間は一生の仲間」「3年間培った絆を大事に」

[ 2020年5月20日 19:00 ]

巨人・水野雄仁巡回投手コーチ
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 巨人・水野雄仁巡回投手コーチ(54)が20日、今夏の全国高校野球選手権大会の中止を受け、球団を通じてコメントを寄せた。

 池田(徳島)で高校2年の夏から3季連続出場を果たした水野コーチは、「かける言葉が見つかりません。甲子園にかけて3年間やってきて、甲子園がなくなるということは高校球児にとって新たに目標設定することは難しいですが、一緒に練習してきた仲間は一生の仲間です。それぞれ進んでいく道は違いますが、素晴らしい仲間ができたことには変わりないと思います。甲子園という結果を出す場所がなくなったとしても、3年間培った絆を大事に前向きに進んでほしいです」と思いやった。

 自身は82年夏、83年春を制覇し、史上4校目の夏・春連覇を達成。3年春、夏はエースで4番として活躍し「阿波の金太郎」と呼ばれた。甲子園には強い思い入れがある。「小さいころからの憧れで、最初出た時の感動は、生まれて野球をしてきた中で最高の喜びでした。その憧れの甲子園に仲間と一緒に行けたことがうれしかったです。ベンチに入る入ってない関係なく一緒に苦しい練習を乗り越えた仲間と一緒に行けたことがすごくうれしかったし、楽しかったし、良い思い出です。甲子園が自分の野球選手としての可能性を大きくしてくれた場所でした」と振り返った。

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2020年5月20日のニュース