夏の甲子園中止に昨年Vの履正社・岡田監督「安全面を一番に考えられての判断を尊重」

[ 2020年5月20日 20:40 ]

履正社・岡田監督
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 日本高野連と朝日新聞社は20日、「第102回全国高等学校野球選手権大会」(8月10日から16日間、甲子園)の運営委員会(web会議)を開き、同大会と出場49代表を決める地方大会の中止を発表した。新型コロナウイルス感染拡大から、選手、関係者、観客などの安全と健康を守るための決定。理事会で中止決定を承認した。

 ▼履正社・岡田龍生監督 部員たちは苦しい練習を耐え、なんとか甲子園を目指して毎日、練習を続けてきた。それを披露する場である春の大会が中止となり、部員たちもなんとか夏こそは、という気持ちで前を向いて取り組んできたが、残念ながら中止になった。私たち指導者も、生徒の安心安全は日々の学校生活やクラブ活動でも第一に考えていること。彼らの安全を無視してまでやることが彼らにとってプラスかと考えると、この結果になったことは致し方ないと思う。(今春選抜で)夏春連覇、(今夏の甲子園大会で)夏の2連覇がかかっていたが、それは履正社高校だけの話。いろいろな意見が出たと思うが、安全面を一番に考えられての判断を尊重したい。
 甲子園のチャンスは入学してから5回しかないが、3年生はそのうち2回が中止になった。顧問としてはどんな形でも、なんとか最後に試合をさせてやりたいという思いはあるが、今は冷静に高校野球連盟の決定を待ちたい。

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