夏の甲子園中止に花咲徳栄・岩井監督「重い決断分かった」井上主将「進路に向けて前を向いて頑張る」

甲子園球場
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　日本高野連と朝日新聞社は20日、「第102回全国高等学校野球選手権大会」（8月10日から16日間、甲子園）の運営委員会（web会議）を開き、同大会と出場49代表を決める地方大会の中止を発表した。新型コロナウイルス感染拡大から、選手、関係者、観客などの安全と健康を守るための決定。理事会で中止決定を承認した。

　▼花咲徳栄・岩井隆監督（17年全国制覇を含め、昨夏まで5年連続埼玉代表して甲子園に出場）八田会長の会見を見て、僕ら現場だけでは分からない、重い決断をしていただいたとよく分かりました。それを選手に理解させるのは難しいと思ったけど、井上（主将）たち3年生は理解してくれた思う。泣くとか動揺することなく、粛々と受け止めたんじゃないかな。3年生に大事なのはまず進路決定、もう1つは甲子園。1つはなくなったけど、もう1つは達成しなくちゃいけないですから。

　▼同・井上朋也主将　選抜大会が中止になり、夏の大会へ向けて努力をしてきたことをパフォーマンスできないのは悔しいですが、甲子園は全てではないので、2年生は今後の大会を目指し、3年生は進路に向けて、前を向いて頑張っていきたいと思います。