日本ハム・輝星 アニマルなりきりトレで新人王目指す!直球の威力復活へ“原点回帰”

[ 2019年12月28日 05:30 ]

ネットスローを行う日本ハム・吉田輝
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 原点回帰の「アニマル輝星」だ。日本ハムの吉田輝星投手(18)が27日、地元・秋田県内で年内の自主トレを打ち上げた。今オフは金足農時代に行っていた動物の動きをまねる「クリーチャートレーニング」を再び取り入れて体幹強化に着手。ルーキーイヤーは1勝止まりだったが、2年目の来季は2桁勝利を目標に新人王を目指すことを誓った。

 室内練習場の外は暴風警報が発令される大荒れの空模様。最高気温は3度で吉田輝の吐く息も白いが、雪辱を期す2年目へ熱く燃えていた。クリーチャートレーニングを取り入れたことを明かし「体全体を使うトレーニングでいい練習になっている。高校時代は惰性で何とかなったけど、今は一人なのでサボっているとすぐ分かる。質にもこだわっている」と効果を口にした。

 この練習法はさまざまな動物の動きを取り入れることで、股関節や肩甲骨の柔軟性が向上し、体幹を強化する狙いがある。今オフのテーマは、金足農のエースとして昨夏甲子園準優勝に導いた当時のうなりを上げる直球を取り戻すこと。そのために高校時代に行っていた練習法を再び取り入れた。低い体勢で横歩きする「カニ」や、四足歩行する「ライオン」、仰向けで四足歩行する「ラッコ」を順番にこなすサーキットメニューで「結構キツい」と苦笑いする。

 プロの施設はトレーニング器具が充実しているが、吉田輝が拠点を置く秋田県内の練習場は器具なども不十分。それでも機転を利かせて平成13年生まれの昭和を知らない右腕が自ら「昭和の練習」という綱登りやタイヤ押しなど、メニューにも工夫を凝らしている。

 「悔しい一年」と振り返ったルーキーイヤーを「50点」と採点した。今季は11イニングで新人王資格(30イニング以内)を有しており、来季の目標を「新人王」と宣言。「今年1勝しかできなかったので2桁を目指しながら一つ一つ積み重ねていければ」と力を込めた。来年5月19日には地元・秋田での楽天戦も組まれており、プロ入り後初めて凱旋登板する可能性も十分にある。今オフの野生化計画で来季は一皮むけた姿を見せる。(東尾 洋樹)

 ▽クリーチャートレーニング 動物、生物を意味する「creature」から、さまざまな生き物の動きを取り入れたトレーニングのこと。体自体のバランスから心と体のバランス、脳の活性化など、さまざまな効果をもたらすとされている。高校野球の浦和学院、履正社などの強豪をはじめ、プロ野球界では日本ハム・中島らも取り入れた。ライオン、ラッコをはじめ、アヒル、イモムシ、エリマキトカゲなどの多岐にわたっている。

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