東大・青山 MBA取得へ米留学 家族に「何かの形で恩返しできれば」

[ 2019年12月28日 05:30 ]

米国留学を決めた東大の青山
Photo By スポニチ

 東京六大学野球リーグ各校の4年生の進路が出そろった。東大の4番を務めた青山海(かい)内野手(23)は野球を続けず、MBA(経営学修士)取得を目指して米国へ留学する。父・理さん(60)は紳士服大手「洋服の青山」を経営。神宮のバックスクリーンにあった同社の看板へアーチをかけることはできなかったが、社会人として家族への恩返しを誓った。

 1メートル73、100キロという巨漢で東大の4番に座った右打者。MBA取得を目指して留学することを決めた青山は「会社を手伝うとか継ぐとかは父が決めることなので。でも何かの形で恩返しできればと思う」と誓った。

 父・理さんは「洋服の青山」を運営する青山商事の社長。広島学院時代、現役で私大に合格したが「どうしても東大で試合に出たい」と父に浪人を許してもらい、合格した。2年秋からリーグ戦に出場。恵まれた体格と長打力を見込んだ浜田一志前監督からは神宮のバックスクリーン下にある「洋服の青山」の看板を指して「看板直撃を打て!」とハッパを掛けられた。

 今秋は全試合で4番に座るも42連敗。リーグ戦でアーチも描けず「凄く悔しかったけれど、六大学で勝負できたことは大きな経験」と振り返る。家族にも支えられた4年間。「父は何試合も見に来てサポートしてくれた。兄は毎試合ごとにLINEをくれました」。異国の地で武者修行が始まる。「まずはしっかり語学を勉強したい」。東大の主砲はビジネスの世界で「看板直撃」のでっかいアーチを描く。(松井 いつき)

 ◆青山 海(あおやま・かい)1996年(平8)8月4日生まれ、広島県出身の23歳。小2からソフトボールを始める。広島学院中から野球を始め、広島学院高では軟式野球部でプレー。4番を務め、3年春の広島県大会優勝。東大では2年秋からリーグ戦に出場し、通算40試合で77打数14安打(打率.182)、本塁打はなし。右投げ右打ち。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年12月28日のニュース