履正社・関本主将「負けない集団に」 夏春連覇へ覚悟

[ 2019年12月28日 16:35 ]

優勝記念碑の前に立つ履正社主将の関本
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 今夏の甲子園大会で初優勝を果たした履正社が28日、大阪府茨木市の自校グラウンドで年内の練習を打ち上げた。来秋ドラフト候補で主将の関本勇輔捕手(2年)は「チームとしては全戦必勝というか、負ける試合を少なくしたい。負けない集団を意識してやっていきたい」と来春選抜大会で挑戦する「夏春連覇」、さらにその先に控える夏に向けての覚悟を口にした。

 今春選抜大会では初戦で奥川擁する星稜(石川)に敗れたが、夏は決勝でリベンジ。春夏ともにベンチ入りしていただけに「先輩達がどう変わったのかを1年を通して見ることができた。僕たちがそれを伝えたい。経験を生かして引っ張っていきたい」と話す。徹底的な走り込みで太もも周りは夏から5センチアップして、65センチに。「二塁送球で蹴る(右足の)力が強くなった感じはある」。強く意識する盗塁阻止率のさらなる向上に向けても、地道な努力を重ねている。

 岡田龍生監督(58)は「去年の秋と、今年の秋の近畿大会でベスト4まで行ったのを比べると、同じベスト4でも、今の彼らの方が今までにない打率、数字を残している。時間の短い中でようあそこまで行ったとも思う」とチーム力に期待と自信を持ち、新たな1年を迎える。

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2019年12月28日のニュース